博奕打ち いのち札
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シリーズ9作目。
相川清次郎は、東京大森を縄張りとする関東桜田組岩井一家の若者頭であった。彼は賭場開帖による警察の追求を一時避けるため旅に出て、越後直江津で静江と知りあった。静江は、旅の女剣戟一座の座長・中村権之助の養女であり、一座の花形であった。二人はお互の恋を燃焼させ激しく求めあった。だが、間もなく清次郎は東京へ帰らなければならなかった。静江も一座をただち大森の岩井一家の清次郎は警察を逃れて直江津にいた。そこで女剣劇一座の花形・静江に出会う。二人は恋に落ち、再会を約束をして別れた。大森に戻った清次郎は愚連隊と渡り合い傷を負わせ5年の刑を受けてしまう。清次郎をあきらめた静江は岩井一家の親分・東五郎に望まれ結婚した。大森海岸の埋立工事をめぐり、岩井一家の縄張りを狙う、本家桜田一家一門。そしてその手先に狂暴な愚連隊がいた。ついに東五郎は暗殺される。清五郎と岩井一家代貸・勘次は反目するが、清五郎は身を引く。しかし、本家の陰謀を知った勘次が逆に返り討ちになったのを知り、清次郎は怒りのドスを振り上げる!